-
【第10回】太田HS 飯野 / 大学受験って、とにかく覚えることが多すぎる!
2019.12.02
飯野 都亨
受験で大切なことは、
「人のせい、周囲のせいに決してしないこと。」
覚えることが多いのは自分だけではなく、誰もが同じです。大切なのは、そこに向かう心構えではないでしょうか。
授業中もそう、問題集を解くときもそう、覚えていないことや間違った問題にどういう心構えで臨むかです。
「艱難汝を玉にす」問題集の誤答は宝の山。
「ここに自分の弱点があった。この問題は教えてくれたのだ。」と喜ぶべきです。どんな事象も前向きにとらえる、ポジティブ心理資本。「本番じゃなくて、今間違えてよかった。」と思うように意識してください。受験勉強を通して学力以上に、精神面で大いに成長できるはずです。
私は勉強をピザの生地によく例えるのですが、パイ生地も何層にも重なってあの美味しい歯ごたえですよね。勉強もそう、何層にも繰り返すことで、完成していくのです。授業中は「7回は最低繰り返しなさい。」と言っています。そして、復習が終わって、「あぁ、今日間違えてよかった。本番でじゃなくてよかった。」と、きっと熟睡できますよ。
私は、勉強においては、まずは「質より量」だと考えています。方法論の習得も含め、まず「量」を確保しないと、質も磨かれることはありません。悩み苦しみ、大量の犠牲を払う中でこそ、自分だけの最高の「質」を見つけることができます。その努力するプロセスを少しでも楽しめるようになってきたら、グングン成績が向上するはずです。
最後に、「悩む暇があったら勉強せよ!」です。
ストレスが溜まりに溜まっても、不安が積もりに積もっても、さらにいっそう勉強することでのみ解決すると心得て下さい。泥くさい勉強法を嫌がらないことも大切です。
因みに、Schoolとはギリシャ語の「学ぶための余暇、暇」です。学ぶって本来楽しいことなのです!
この記事を書いた人…
W早稲田ゼミ 太田ハイスクール塾長
いいの くにゆき
飯野 都亨
正社員だから、いつもそこにいる、だからこそどんなことでも相談できる、高校生活の苦楽を分かち合える仲間であり、良きメンター(助言者)であり続けたいと思っております。
【次の記事】
【第11回】熊谷校 松尾 / 己達せんと欲して人を達す