学習コラム

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大学入試制度(一般入試)

大学受験の一般入試の流れや仕組みを国公立・私立大学別に解説!

大学受験の一般入試の流れや仕組みを国公立・私立大学別に解説!

大学受験にはいくつかの受験方法があります。その中で最も受験者が多いのが一般入試です。ひと口に一般入試と言ってもその種類は多く、国公立大学・私立大学によっても、大学や出願する学科によっても異なります。 本記事では、大学受験における一般入試について詳しく解説します。これから大学受験を迎える人や、大学受験の情報を集めている人はぜひ参考にしてください。

目次

大学受験の方法

大学受験の主な選抜方法は以下の4つです。

①一般入試(一般選抜)

②総合型選抜

③学校推薦型選抜

④特別選抜

「④特別選抜」は、帰国子女や社会人を対象にした試験のことです。「総合型選抜」「学校推薦型選抜」の詳細に関しては「(2023年最新)大学入試における学校推薦型選抜(旧推薦入試)の種類と出願条件の違いを知ろう!」で解説しています。本記事では「①一般入試」について解説していきます。

大学受験における一般入試の種類

一般入試は、実施する大学の種類によって3つの方法があります。また、複数の方法を組み合わせて合否判定されることもあり、少々複雑な内容となっています。

大学受験における一般入試の種類

それぞれの試験で傾向が異なるため、共通テストと2次試験、私立一般入試を分けて解説します。

大学入学共通テスト

国公立大学をはじめ、私立大学の多くで採用されるようになった大学入試共通テストは、受験生であれば多くの人が受ける試験です。

2021年度から従来の大学入試センター試験から名称変更されたのが、大学入試共通テストです。独立行政法人 大学入試センターが各大学と共同で実施する試験で、毎年1月中旬の土日(2023年度は1月14日・15日)で実施されます。

マークシート方式で記入する問題ばかりですが、センター試験よりも思考力や判断力を求められる内容に変更されているのが特徴です。出題科目6教科(国語、地理歴史、公民、数学、理科、外国語) 30科目のうち、自分が志望する大学の学部学科が定めている科目を受験し、その成績が合否判定に使用されます。

基本的には自己採点で大学への出願の可否を決定しますが、あまりにも得点差が生じる場合は得点調整が行われます。2023年度の入試では物理・化学・生物の平均点に20点以上の差が生じたため得点調整の対象となりました。出願の際には大学入試センターのホームページを確認し、得点調整が行われていないか確認する必要があります。

また、2021年にセンター試験から名称が変更されたほか、細かい点で変更がなされています。従来行われていたセンター試験と比較して、変わった点や変わらない点を詳しく見ていきましょう。

導入の背景

センター試験から共通テストへと変更された理由として上げられるのが、高大接続改革です。従来の知識偏重の教育では、社会の変化についていける人材が育たないと判断し、問題発見と解決する力を身に着けることが目的です。

共通テストについては、それまでのパターン化された暗記型の入試問題を一新し、新たに思考力や判断力を試す内容へと変更されました。これにより、学力の3要素とされる「知識・技術」「思考力・判断力・表現力」「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」のバランスを客観的に判断できる試験へと生まれ変わったのです。

当初は共通テストへの移行とともに、記述式問題が導入される予定でしたが2025年度以降の実施へと先送りされました。記述式は今後導入されることが決まっているため、現在の共通テスト以上に思考力や判断力・表現力が問われることになるでしょう。

今後も学習指導要領の改変などで内容や科目が変更される可能性はあるものの、ベースにはこれらの要因があることを理解しておきましょう。

科目と配点

2023年時点での共通テストの科目と配点は以下のとおりです。

    

【2024年までの共通テストの詳細】

教科名

科目

配点

試験時間

備考

国語

国語

(国語総合・古典)

200点 80分

数学 数学Ⅰ 各100点 各70分 いずれかから1科目選択
数学Ⅰ・A
数学II 各100点 各60分 いずれかから1科目選択
数学Ⅱ・B
簿記・会計
情報関係基礎
理科 物理基礎 各50点

※2科目受験

2科目60分 出願する大学に応じて

以下のいずれかの選択方法となる

A:基礎から2科目

B:基礎以外から1科目

C:基礎以外から2科目

D:基礎から2科目+基礎以外から1科目

科学基礎
生物基礎
地学基礎
物理 各100点 各60分
科学
生物
地学
地理歴史 日本史A・B

各100点

各60分

「地理歴史」「公民」それぞれから

最大1科目ずつ選択

世界史A・B
地理A・B
公民 現代社会

各100点

各60分

政治・経済
倫理
倫理、政治・経済
外国語 英語 200点 リスニング60分 5科目から1科目選択
リーディング80分
ドイツ語 200点 各80分
フランス語
中国語
韓国語

大学受験に必要な科目数はセンター試験から変更はありません。また、配点や試験時間にも変更はなく、定められた時間内に一定数の問題を解く力が必要なことは変わらない状況です。

大きく変更されたのは試験内容で、知識があるだけでは解けないような問題が出題されるようになったほか、解答の選択肢が4つから6つへと変更されました。

なお、2025年度の共通テストからは、新しい学習指導要領に従った教科・科目に変更されます。高校の授業内容の変更に伴って共通テストの内容が変更される可能性があります。2025年度から実施予定の共通テストの再編案は次のとおりです。

    

【2025年以降の共通テストの再編案】 ※赤字が再思案箇所

教科名

科目

配点

試験時間

備考

国語

国語

(国語総合・古典)

200点

90分

数学 数学Ⅰ 各100点 各70分 いずれかから1科目選択
数学Ⅰ・A

数学Ⅱ

数学B

数学C

各100点

70分

いずれかから1科目選択
数学Ⅱ・B
簿記・会計
情報関係基礎
理科 物理基礎 各50点

※2科目受験

2科目60分 出願する大学に応じて

以下のいずれかの選択方法となる

A:基礎から2科目

B:基礎以外から1科目

C:基礎以外から2科目

D:基礎から2科目+基礎以外から1科目

科学基礎
生物基礎
地学基礎
物理 各100点 各60分
科学
生物
地学
地理歴史
公民

歴史総合・日本史探求

各100点

各60分

・最大2科目選択

・公民2科目の組み合わせ、

もしくは「地理総合・歴史総合・公共」で

選択した科目と同一名称を含む科目の

組み合わせ不可

歴史総合・世界史探求

地理総合・地理探求

歴史総合・地理総合・公共

各100点

各60分

公共・倫理

公共・政治経済

外国語 英語 200点 リスニング60分 5科目から1科目選択
リーディング80分
ドイツ語 200点 各80分
フランス語
中国語
韓国語
情報 情報Ⅰ 100点 60分 新設

大学入試センターでは、2025年から改められる共通テストの試作問題を公開しています。2023年度に高校2年生になる人は一度確認しておきましょう。

2次試験(国公立大学)

国公立大学では共通テストの評価に加えて、大学独自の試験、いわゆる2次試験(個別試験)を実施する場合がほとんどです。定員の8割を一般入試で募集しているため、国公立志望者のほとんどが受験することになるでしょう。

国公立大学の場合、共通テスト終了後に自己採点を行い、合格の可能性があれば出願します。出願のための書類は11月上旬~12月中までに請求できるため、忘れずに請求しておきましょう。

国公立大学を受験する場合は、前期・後期でそれぞれ1校、公立大学の場合は中期に1校の最大3校の受験が可能です。受験から2週間で合否発表が行われ、合格者は各大学が定める書類などを所定の日時に揃えて提出します。

なお、前期試験で志望校に合格したのちに中期もしくは後期で別の学科を受験しても合否判定はされません。別の大学を受験し、両方合格した場合はどちらかを選択する事後選択制で決定します。

試験内容は大学ごと、日程ごとに異なります。例として、文系と理系の学科の2次試験の内容は次のとおりです。

前期日程 後期日程
文系学科 国語、数学、地理歴史・公民、外国語から2~3科目

※一部大学は4科目

国語、数学、地理歴史・公民、外国語から1~2科目

もしくは総合問題や小論文・面接

理系学科 数学、理科、外国語から2~3科目 数学、理科、外国語から1~2科目

もしくは総合問題や小論文・面接

配点なども大学によって差があり、学科ごとに比重を高めている科目が異なるケースもあります。関連の深い科目は重点を置いて受験勉強をするようにしましょう。

なお、国公立大学の一部の学部学科で2次試験を課していない大学もあります。その場合、合否判定は共通テストの結果のみで判断されるため、共通テストで結果を出さなければならない点は変わりません。

国公立大学入試における足切りについて

国公立大学を受験する際に知っておきたいものに「足切り」があります。共通テストの特点をもとに2次試験の受験者を選別する制度のことで、私立大学の一部でも実施されています。しかし、試験の性質上、国公立大学のほうが多く足切りを実施しています。

足切りが行われる背景には、大学側の負担軽減と会場のキャパシティ確保の目的があります。特に国公立大学は試験内容が記述式であることが多く、採点に時間がかかってしまうのです。また受験者数が多いため、受験会場がいっぱいになってしまうことで、カンニングを始めとする不正行為につながる可能性もあります。

これらを解消するため、基準点に満たない出願者と点数の低い受験生を2次試験の前段階で落としてしまうのです。足切りの対象にならないためには、共通テストで相応の結果を出さなければなりません。

参考として、2021年に実施された共通テストの国公立大学医学部前期日程の足切りラインを見てみましょう。

2021年に実施された共通テストの国公立大学医学部前期日程の足切りライン

前期日程は足切りとなる得点率が比較的低めに設定されている大学もあり、名古屋大学では同年の医学部入試では足切り自体が設定されませんでした。このラインを超えないと、足切りとして2次試験に進めないことを覚えておきましょう。

ただし、あくまでも2次試験への受験切符を手に入れただけであり、実際に合格するには別途点数を取っておかなければなりません。

一般入試(私立大学)

一般入試の中には、私立大学が独自に実施する試験も入ります。共通テストを利用しないで私立大学を受験する方法で、一般的には3教科での受験です。名称はA日程や前期日程と呼ばれることもあります。文理それぞれの私立一般入試の受験科目は次のとおりです。

文理それぞれの私立一般入試の受験科目

国公立大学で言うところの後期日程はB日程・C日程、もしくはⅡ型試験や3月試験などと呼ばれることもあります。後期日程の場合、科目数が少なくなる代わりに合格者数が少なくなることがほとんどです。

大学によっては特定の科目の配点を大きくする「科目選択型入試(得意科目重視型入試)」や全学部共通の科目で合否判定を行う「全学部日程入試」、共通テストを併用する「共通テスト併用型」などさまざまな形態があります。また、共通テストのみで合否判定される出願方式もあり、大学によって採用している入試方式が異なる点に注意しましょう。

私立大学の入学試験の種類と例

私立大学の受験で共通テストを利用した場合、共通テストの結果のみで出願資格を得られます。合否判定も共通テストの結果で判定されるため、国公立大学のような2次試験を受験する必要はありませんが、募集人数が少なく出願倍率が高くなりやすい点に注意しましょう。

一方、私立大学独自の一般入試で受験する場合、共通テストの受験は受けなくても問題ありません。具体的な大学の例を出すと、法政大学の仕組みが参考になります。

実施学部数 試験教科、科目数 試験日程 主な特徴
A方式入試(個別日程) 15 3科目 2月7日(火)~16日(木) 各学部による個別日程入試。募集人数の一番多い一般入試。
T日程入試(統一日程) 14 2科目 2月5日(日) 14学部が同日に試験を実施。2科目のみで併願可能。
英語外部試験利用入試 15 1科目(英語試験免除) 2月5日(日) 一定のスコアを持つ受験生の英語試験免除。
大学入学共通テスト

利用入試(B方式)

15 3教科(3~4科目) 1月14日(土)・15日(日) 大学入学共通テストの点数のみで合否判定。(私立大学型)
大学入学共通テスト

利用入試(C方式)

15 5教科6科目 1月14日(土)・15日(日) 大学入学共通テストの点数のみで合否判定。(国公立大学併願型)

引用:法政大学 ※グローバル教養学部は一部違いあり

    

大学によって採用していない方式もあるため、興味を持った段階で事前に入試情報を集めておくようにしてください。

大学受験一般入試の対策

ここまで大学受験一般入試の流れを解説してきましたが、最後に国公立大学と私立大学それぞれの対策をまとめました。詳細な対策は大学ごとに異なるため、あくまでも大まかな対策として参考にしてください。

国公立大学の場合

国公立大学を受験するのであれば、共通テストに向けた勉強は欠かせません。大学にもよりますが、共通テストの正答率が8割以上必要な大学がほとんどで、侮っていては合格できないでしょう。

高校生で学ぶすべての領域が試験に出題される可能性があるため、高校1年生から勉強習慣を身に着けておくのがベストです。主に出題されるのは高校2年生までの学習内容となるため、高校3年生になってから慌てて勉強するようなことがないようにしなければなりません。

また、2次試験に向けた対策も必要です。国公立大学の2次試験は11月から本格的に取り組むようにしつつ、共通テストに向けても同時進行で学習を続けてください。

私立大学の場合

私立大学の場合、共通テストを利用するのであれば国公立と同じく高校1年生から学習に取り組むようにしましょう。出願書類として調査書や志望理由書が必要になるパターンもあるため、普段の学校生活から総合的かつ意欲的に対策しておきましょう。

受験科目が少ないぶん余裕を感じがちですが、共通テストの内容は同じであるため油断は禁物です。

共通テストを利用しない場合も、高校1年生から学習習慣を身に着けてください。特に、私立大学の一般入試は出題傾向が大学ごとに異なるため、対策に時間がかかります。私立大学であれば勉強時間が少なくて済むということはなく、どちらも同程度の学習時間を確保しなければなりません。

大学入試に向けた勉強時間の確保の仕方や勉強方法については「2023年最新)大学受験に合格するために必要な平日と休日の勉強時間」で詳しく解説しています。こちらもぜひ参考にしてください。

W早稲田ゼミについて

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国公立、私立大学問わず多くの大学が入試で共通テストを利用しています。共通テストは近年、思考力を問う出題など難易度が上がっているとともに、解答にスピードが要求されます。正確に、そして確実に得点につなげるためにも、早い段階から共通テスト対策を意識した学習が必要です。

W早稲田ゼミ ハイスクールでは、高1から入試までステップを追って、共通テスト対策、志望校対策をしていきます。また、お通いの高校別・科目別・志望校別に細分化されたクラスを案内しており、全校舎で自習室を用意しています。自習室では、常時プロ教師が質問対応をするなど、徹底的に学習をサポートします!

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