
本記事では、2027年度(令和9年度)に実施される埼玉県公立高校入試の変更点(マークシート方式が約9割へ)をわかりやすく解説します。
変更の背景、教科別のポイント、学校選択問題への影響、そして具体的な対策まで、受験生と保護者の皆さまに必要な情報を一つにまとめました。
埼玉県入試の「結論」早わかり
解答方式
5教科すべてでマークシート方式が約9割、記述が約1割に。
国語の作文は出題しない。
英語のリスニングは実施。
対象学年
現中学2年生(令和7年度の中2)が受ける2027年度入試(2027年2月実施)から。
学校選択問題(数学・英語)
マークシート+記述の併用に。
変更のポイント
県教委は学力検査・追検査にマークシート方式を導入し、各教科でマーク約9割・記述約1割とする方針を公表。
問題・解答用紙のサンプルも公開済み。
埼玉県教育委員会HPでは、A4両面の解答用紙例(表=マーク/裏=記述)やマークの塗り方、漢字も選択式に変更される例などを提示。
教科・出題形式はこう変わる
国語
作文は出題しない。
漢字の一部は書き取り→選択式に。
文章表現の力は、設問全体を通じて評価。
数学
数値のマーク入力など、選択式ベースで思考・判断も問う構成に。
英語
リスニング実施。並べ替えの特定位置(例:2番目・4番目)を選ぶなどマーク式に最適化された設問例を提示。
社会・理科
複数資料の組み合わせなどで思考力・判断力を評価する問題をマークでも維持。
県は「出題の基本方針は原則現行どおり(難易度も基本維持)」としています。
学校選択問題(数・英)への影響
マーク+記述の併用に(一般学力検査と同様、マークが約9割)。
高度な思考力・表現は記述1割で引き続き評価。
試験時間・配点・実施方式の周辺情報
時間:1教科50分は変更なし。
解答用紙:マークシート及び記述式の例が公開。
配慮:障害等や怪我・病気などの事情がある場合、解答方法の変更に配慮。
面接・自己評価資料・選抜方式の見直し
全受験生に面接(個人または集団)。
自己評価資料を全員提出。
選抜は共通選抜(県基準)と、学科等の特色に応じた特色選抜を実施。
年間スケジュール
2026年5月:実施要項・選抜要領、各校の選抜実施内容を公表予定。
2026年7月以降:中学校・高校教員向け説明会を順次実施。
2027年2月:学力検査→翌日面接→特色検査(一部校)→追検査→3月上旬合格発表。
(埼玉県教育委員会HPより抜粋)

受験生・保護者のための対策
マーク9割時代に強くなる学習法
正確さ×スピードの両立
マークミス防止の手順化(桁・選択肢チェックのルーチン化)。
過去問反復で時間配分の最適化。
知識の網羅性と取りこぼしゼロ
「選択式で落としやすい」語句・用語・図表の単元別・理解度別学習。
思考・判断の“マーク対応”
複数資料の統合、条件整理→選択肢排除の型練習(社会・理科)。
記述1割の精度
数学・英語の短文記述・式・根拠をテンプレ化(1~3行で結論→根拠)。
国語の新傾向
漢字の選択式は「同字判別」など選択肢の読み込み力がカギ。
W早稲田ゼミの対応
全教科マーク演習
県サンプル仕様に合わせた解答用紙で本番同様の対策。
選択問題の“根拠提示”対策
正答選択の論拠言語化で記述1割にも強く。
マークシートの選択問題式に意識が向くと、合否を分ける重要な記述力が養れにくくなりますので対応が必要です。
学校選択問題特訓(数・英)
高難度問題のマーク✕記述ハイブリッドに対応していきます。
北辰テストも傾向が変わる可能性がありますので、北辰テスト対策も偏差値が取れるよう十分に行います。
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