
2027年度(令和9年度)実施の新制度では、「学力検査+調査書(内申)+面接」を全受験生に課す仕組みに再編されます。調査書は各教科の学習の記録(9教科・5段階評定)を得点化の中心とし、面接は全員必須。自己PRや活動実績は自己評価資料にまとめ、面接時の参考資料として活用されます。
学校(制度)概要
- 適用/対象
2027年度(令和9年度)入試(現・中2が対象) - 選抜枠組
共通選抜/特色選抜(学校が実施の有無・割合を設定) - 調査書の扱い(基本)
得点化の対象は「各教科の学習の記録(評定)」 - 自己評価資料
全受験生が提出(面接の参考。資料そのものは得点化しない) - 面接
全受験生に実施(個人または集団、学校が指定)
学校(制度)の特色
- 学力検査(5教科)
国数英理社の各100点、計500点。数・英は学校選択問題を採用可能。 - 調査書(内申)の得点化
各学年の評定合計(9教科×5=45点)に、学校が選ぶ比率1:1:1/1:1:2/1:1:3を乗じて基本点を算出。
その基本点を200/300/400点のいずれかに換算(学校が選択)。 - 面接
共通の評価観点で採点。30点を基本に、学校の選択で60点に拡大可。 - 自己評価資料
中学校内外の取組、得た学び、志望理由、入学後の目標などを受験生自身が整理して提出(面接での参考)。 - 特色選抜
学校が定める場合、最大3教科まで学力検査を150/200点に傾斜配点可。作文(小論文)や実技の特色検査を行う学校もあり。
入試情報
2027年度・日程と配点の要点例
- 出願期間:1/26(火)〜2/9(火)
- 出願書類提出:2/12(金)・2/15(月)・2/16(火)
- 志願先変更:2/17(水)・2/18(木)
- 学力検査:2/25(木)
- 面接(全校):2/26(金)
- 特色検査(一部校):3/1(月)
※実施校のみ(面接同日実施の場合あり) - 追検査:3/2(火)
- 入学許可候補者発表:3/5(金)
共通選抜の総合点イメージ
- 学力検査:500点
- 調査書:200/300/400点(学校が選択)
- 面接:30/60点(学校が選択)
※「調査書+面接」の合計は、学力検査基本点(500点)の1.5倍以内に収める規定あり。
※ 特色選抜の比率や各校の詳細は、各校が公表する「選抜実施内容」で確認。
受験への影響(偏差値と内申の“見え方”)
- 偏差値の意味合い
模試の偏差値=学力検査(当日点)の相対指標として引き続き重要。面接と内申の比率は学校差が出やすく、「偏差値だけで決まらない」設計が強まります。 - 内申(評定)の比重
各校が1:1:1/1:1:2/1:1:3から選択。中1~中3の定期テストと提出物の重みが増す傾向は変わらず。 - 面接の存在感
配点は30点 or 60点。合否境界層の差を分ける要素になり得ます。 - 活動実績の扱い
従来の「特別活動の記録」等の得点化は基本廃止。活動は自己評価資料→面接での言語化が鍵に。 - 特色選抜対策
理数・英語など、教科ごとの傾斜配点を採る学校では、強化教科の点を伸ばす戦略が有効に。
どんな受験生に向いている?
- 日々の学習(定期テスト+提出物)で評定を積み上げられる人
- 経験を言語化し、自分の言葉で語る練習に取り組める人(面接・自己評価資料)
- 強み教科を明確にし、傾斜配点校でアドバンテージを取れる人
- 模試偏差値の推移を見ながら、学校ごとの配点設計に合わせて戦略調整できる人
まとめ
新制度は、学力(偏差値相当)×評定×面接で多面的評価を行います。
W早稲田ゼミの対応
W早稲田ゼミでは、各校の「選抜実施内容」と配点方針に合わせて、次をセットで提供します。
- 内申(評定)対策:定期テスト得点化
- 学力検査対策:5教科の得点最大化、学校選択問題(数・英)対応、傾斜配点を見据えた数学英語の強化
- 中3北辰テスト対策:弱点補強×得点戦略
- 正社員による面接・自己評価資料・特色選抜等の指導を実施(予定)
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